<建築概要>

所在地：東京都新宿区

用途：事務所＋共同住宅(58戸)

構造規模：鉄筋コンクリート造６階建て

敷地面積：2,305.91㎡

建築面積：1,446.06㎡

延床面積：5,495.03㎡

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＜コンセプト>

いけばな龍生派の会館と共同住宅の複合ビル計画。
日本の伝統文化である「生け花」を取り巻く環境も著しく変化している中、本計画は会館としての今後の在り方を模索するところからスタートしました。拠点となる場所についても様々な案が検討された結果、旧会館があった土地を有効活用することとなり、完成までに約５年という歳月を経て、共同住宅を併設した新たないけばな文化の発信地として生まれ変わりました。
会館では会議やイベント、教室などの多様な目的で使用されることから、明るく開放的であり、汎用性も高い空間を目指しました。また、ホールでは生け花や様々なインスタレーションの空間としての利用も想定され、屋外に流れる水路にも連続する水盤(池)を設置することで、いけばなの象徴的空間として活用されることも意図しました。
住宅部分のエントランスは会館とは明快に分離した閑静な住宅街からのアプローチをとり、上質でゆとりある共用空間と、多様な生活スタイルに合わせた豊富なパターンからなる住戸内部の間取りによって構成しています。