リノベーション現場
「上今井の家リノベーション」工事が間もなく完成します。
現場は特に大きな問題もなく工程通り進行し、あとは壁の左官やキッチンのタイル貼りを残すのみ。設置場所を変更して新たに製作したキッチンにも水道、ガス、電気が接続され、仮使用しながら生活を送れるまでになりました。
ここまでの現場の様子を振り返ります。
リビングとダイニングの間にあった柱と壁を撤去し、LDKの広い空間になりました。
梁は三方枠と構造用合板で補強をしています。
撤去した間仕切り壁の隙間から天井を除くと上棟した当時の御幣が置いてありました。
最近では上棟式を行わない現場も多く、このようなお供え物を見かける機会も少なくなりました。
キッチンは製作家具も得意とする女性大工さんのお手製!タモ集成材を使用して現場で組み立てを行いました。タモ材はずっしりと重く、硬い木材でもあるため製作にはかなり苦労を要したようです。
完成イメージパースと大工さんのキッチン製作図。
フローリングは幅広のオーク材を既存の床に重ね貼りしています。綺麗な木目で質感もよく裸足で歩き回りたくなります。
大工さんにも協力してもらいながら石膏ボードのビス穴や継ぎ目部分を塞ぐためのジョイントテープとパテを施しています。パテは砂の粗さの異なるペーストで下塗りと上塗りの2度行い、サンドペーパーで表面を平らにしていきます。
サンドぺーパー掛けはかなり量の粉塵が舞うため、防塵グラスとマスクは欠かせません。
この後の仕上げを凹凸がなく綺麗な面に仕上げるためにはここでの下地作業を如何に丁寧に行うかが肝心!今回は身をもって体験しました。
現在の様子。照明やカーテンも取り付き、なんとなく生活感が出てきました。奥の壁は珪藻土、キッチン正面の立上り部分にはタイルをDIYで施工する予定。
今回は設計だけでなく自分自身も作業にも加わることで色々な発見もできました。
完成まであと一歩。楽しみながらも最後まで気を抜かず丁寧な作業をしていきます!